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平成28年度 中小企業診断士一次試験 講評

2016年08月12日 15:01 更新

講評

平成28年度中小企業診断士 第1次試験が8月6日(土)、7日(日)に実施されました。受験された皆さま、大変お疲れさまでした。 各科目の解答については、一般社団法人中小企業診断協会のホームページ(アドレスは下記)に公表されていますのでご確認ください。

http://www.j-smeca.jp/contents/010_c_/010_c_h28_shiken/H28_1ji_shiken_kaitou.html

科目別分野別難易度

本年度、本試験の科目別・分野別難易度は下表のとおりです。

科目名科目全体の難易度分野名分野ごとの難易度
経済学・経済政策 標準 マクロ経済学(13問) やや易
ミクロ経済学(12問) 標準
財務・会計 やや易 財務会計(7問) 標準
管理会計(5問) やや易
ファイナンス(13問) やや易
企業経営理論 標準 経営戦略論(13問) 標準
組織論(14問) 標準
マーケティング論(14問) 標準
運営管理 標準 生産管理(22問) 標準
店舗販売管理(23問) やや易
経営法務 標準 民法・その他(8問) やや難
知的財産権(7問)
会社法(5問)
経営情報システム 情報通信技術(12問) 標準
経営情報管理(13問)
中小企業経営・中小企業政策 中小企業経営(21問) やや難
中小企業政策(21問)

※テキスト・問題集・過去問3年分を解いていれば標準的に解ける問題の数により判定

この問題は必ず得点!

本年度の本試験で、確実に得点していただきたい問題は下表のとおりです。

科目名分野名得点したい基本問題
経済学・経済政策 マクロ経済学(5問) 第4問、第8問(設問1・設問2)、第11問(設問1・設問2)
ミクロ経済学(5問) 第12問、第14問、第18問、第19問、第23問
財務・会計 財務会計(2問) 第2問、第9問(設問1)
管理会計(3問) 第7問、第8問(設問2)、第9問(設問2)
ファイナンス(5問) 第10問、第12問(設問2)、第14問(設問1・設問2)、第16問
企業経営理論 経営戦略論(7問) 第1問、第2問、第6問、第7問、第8問、第9問、第11問(設問2)
組織論(6問) 第12問、第14問、第17問、第20問、第21問、第24問
マーケティング論(6問) 第26問(設問1)、第27問、第28問、第29問(設問1)、第30問(設問2)、第31問(設問1)
運営管理 生産管理(9問) 第1問、第2問、第3問、第4問、第5問、第6問、第11問、第12問、第14問
店舗販売管理(10問) 第26問、第27問、第28問、第30問、第31問、第33問、第38問、第39問(設問1)、第40問、第42問
経営法務 民法・その他(1問) 第4問
知的財産権(7問) 第6問、第7問、第8問、第9問、第10問、第11問、第12問
会社法(−)
経営情報システム 情報通信技術(7問) 第1問、第3問、第4問、第5問、第8問、第11問、第12問
経営情報管理(3問) 第15問、第17問、第21問
中小企業経営・政策 中小企業経営(8問) 第1問(設問1)、第3問、第4問、第5問(設問1・設問2)、第6問、第8問(設問1)、第11問(設問1)
中小企業政策(8問) 第14問(設問1)、第15問、第16問、第18問、第19問、第20問(設問1)、第27問、第29問

科目別試験傾向の分析

経済学・経済政策

理論知識自体を問う問題が少なくなり、経済理論に基づいた今日的な経済政策を問う出題傾向に移行しています。基本的な経済学理論の論点を基に、切り口を変えて理解力や応用力を問う出題となりました。基礎をしっかり理解している受験生は高得点を獲得できたのではないでしょうか。経済学の基礎理論を理解したうえで、考える力やグラフ・表を読む力が必要となります。

財務・会計

全体的に取り組みやすい印象でした。一部読み取りに戸惑う問題も見受けられましたが、解ける問題を積み上げていけば、6割を超える得点が確保できたのではないでしょうか。合否を分けるポイントは、例年どおり、管理会計・ファイナンスの2分野で確実に得点できたかどうかです。特に、公式に当てはめるだけで解答できる問題は必ず正解しましょう。

企業経営理論

全体の難易度は、例年と同様でした。経営戦略論は主要理論が出題されており、一定の得点を確実に得ることができます。また、組織論については組織の基本機能とともに、労働法以外の人的資源管理からも出題されています。後者は常識の範囲内で選択肢をある程度絞り込むことができたため、難度はやや下がりました。逆にマーケティング論は一部初出の専門用語が出題され、昨年よりは難度が上がりました。基本的な問題を確実に得点し、5割前後の得点を確保したいところです。

運営管理

生産管理は計算問題が多かったものの、落ち着いて取り組めば十分に5割以上得点できるレベルでした。店舗販売管理は昨年より若干難化しましたが、基本問題が多かったので6割を得点できるレベルでした。問題数が増えましたが、受験生にとっては取り組みやすい科目だったといえます。

経営法務

知的財産権と会社法から12問(60%)が出題されており、この2分野重視の傾向に変化はありません。他方で問題数が昨年より5問減の20問となり、そのぶん考えさせる問題が多かったと言えます。まずは知的財産権で着実に得点することが大切です。

経営情報システム

平成26年度より3年連続して難易度が高く、選択肢中の用語の意味が分からないなど難解な問題が多数出題されました。得点を積み上げるには、比較的難易度の低い前半の情報通信技術で基本問題を確実に正解し、後半の経営情報管理でも選択肢を何とか絞り込み正解を拾っていく努力が必要となります。

中小企業経営・中小企業政策

分野別の設問数は昨年同様、中小企業経営、中小企業政策ともに21問(各50点)でした。出題傾向をみると、例年、頻出分野が問われる中小企業政策において、頻出分野以外からの出題が散見されました。この結果、多くの受験生が、中小企業政策で得点を稼げなかったと推測できます。また、今年から出題範囲に入った小規模企業白書からは基本的な事項が3設問のみ問われました。

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