中小企業診断士

平成29年度中小企業診断士第1次試験 解答速報

試験期日 2017年8月5日、6日

講評

平成29年度中小企業診断士 第1次試験が8月5日(土)、6日(日)に実施されました。受験された皆さま、大変お疲れさまでした。 各科目の解答については、一般社団法人中小企業診断協会のホームページ(下記アドレスは予想)に公表されていますのでご確認ください。

http://www.j-smeca.jp/contents/010_c_/010_c_h29_shiken/H29_1ji_shiken_kaitou.html

得点分布速報値について

8月9日までに自動採点サービスに参加してくださった方の得点分布を公開致します。ユーキャン中小企業診断士講座講師による問題分析と合せてご覧ください。
得点分布はこちら(PDF)

科目別分野別難易度

本年度、本試験の科目別・分野別難易度は下表のとおりです。

科目名科目全体の難易度分野名分野ごとの難易度
経済学・経済政策 標準 マクロ経済学(12問) 標準
ミクロ経済学(13問) 標準
財務・会計 財務会計(8問) やや易
管理会計(5問)
ファイナンス(12問)
企業経営理論 標準 経営戦略論(15問) 標準
組織論(14問) やや難
マーケティング論(12問) 標準
運営管理 標準 生産管理(22問) やや易
店舗販売管理(23問) 標準
経営法務 やや難 民法・その他(10問) やや難
知的財産権(9問)
会社法(6問)
経営情報システム やや易 情報通信技術(13問) やや易
経営情報管理(12問) やや易
中小企業経営・中小企業政策 標準 中小企業経営(21問) 標準
中小企業政策(21問) 標準

※テキスト・問題集・過去問3年分を解いていれば標準的に解ける問題の数により判定

この問題は必ず得点!

本年度の本試験で、確実に得点していただきたい問題は下表のとおりです。

科目名分野名得点したい基本問題
経済学・経済政策 マクロ経済学(7問) 第1問、第2問、第4問(設問1)、第5問、第6問、第7問、第9問(設問1)
ミクロ経済学(6問) 第10問、第13問、第14問、第15問、第17問、第20問
財務・会計 財務会計(1問) 第2問
管理会計(3問) 第8問、第11問、第12問
ファイナンス(6問) 第14問、第16問、第19問、第20問、第24問、第25問
企業経営理論 経営戦略論(8問) 第1問、第2問、第3問、第7問、第8問、第13問、第30問(設問2)、第31問(設問3)
組織論(4問) 第16問、第17問、第22問、第23問
マーケティング論(5問) 第29問(設問2)、第31問(設問1・設問2)、第34問(設問1)、第36問
運営管理 生産管理(7問) 第1問、第2問、第3問、第6問、第10問、第15問、第16問
店舗販売管理(8問) 第22問、第23問、第26問、第27問、第28問、第31問、第33問、第37問
経営法務 民法・その他(3問) 第13問、第18問、第20問
知的財産権(7問) 第6問(設問1・設問2)、第7問、第9問、第10問、第11問、第12問
会社法(−)
経営情報システム 情報通信技術(5問) 第1問、第5問、第10問、第11問、第13問
経営情報管理(5問) 第17問、第19問、第22問、第23問、第24問
中小企業経営・政策 中小企業経営(9問) 第1問(設問1・設問2)、第2問、 第5問(設問1)、第7問(設問2・設問3)、第8問(設問1・設問2)、第9問
中小企業政策(12問) 第13問、第14問(設問1)、第15問(設問1・設問2)、第17問(設問1・設問2)、第21問(設問1・設問2)、第22問(設問1・設問2)、第23問(設問1・設問2)

科目別試験傾向の分析

経済学・経済政策

計算問題がなくなり、理論を理解するグラフ問題が中心でありながら知識問題もバランスよく、今日的な経済政策を問う出題傾向に移行しています。出題分野は例年どおりであったため、しっかり理解をしている受験生は高得点を獲得できたのではないでしょうか。経済学の基礎理論を理解したうえで、考える力やグラフ・表を読む力が必要となります。

財務・会計

基本的な問題が多かったです。上記「この問題は必ず得点!」で挙げた問題以外にも、第6問、第9問、第13問、第15問、第17問、第18問、第21問、第22問は、テキストと過去問をマスターしていれば正解できました。例年と同様、第1問、第5問、第7問のような見慣れない問題に時間を掛けず、学習済の論点で着実に正解を積み上げることが一番大切です。

企業経営理論

全体の難易度は、平年並みという感じでした。しかし、昨年度が易しかったために、難易度を高いと感じた受験生も多かったかもしれませんが、60点を取ることは十分に可能なレベルだったと思います。 経営戦略論、組織論、マーケティング論とも、基礎知識+αで応用的な問題が多く出題された印象ですが、よく問題文をきちんと読めば正誤判断できる問題もあったかと思います。

運営管理

例年は生産管理の難易度がやや高めでしたが、本年は生産管理の難易度が下がったため、販売管理の難易度がやや高めとなっています。生産管理は応用問題も基本問題に近いものが多く、難問が減っています。店舗販売管理は、難問がやや多いものの、例年通りのレベルといえます。両分野とも、テキストの学習と過去問演習で7割は取れるレベルであったといえます。

経営法務

知的財産権と会社法からの出題が15問(60%)あり、この分野が重点分野であることは例年通りでした。問題数が25問と増え、また、グラフが素材となる出題がある(第9問)など、受験生の負担がやや増加したと思います。知的財産権など学習すれば必ず得点に結びつく分野から着実に学習していただきたいと思います。

経営情報システム

過去3年間続いた難易度の高さは解消し、情報通信技術、経営情報管理とも総じて易化しました。基本問題が10問程度あり、さらに4つの空欄のうち1つの空欄に当てはまる用語が分かれば正解できるなど、知識が不十分でも得点可能な問題も多く出題されました。これより解ける問題を積み上げて6割程度の得点を確保したいところです。

中小企業経営・中小企業政策

分野別の設問数は昨年同様、中小企業経営、中小企業政策ともに21問(各50点)でした。出題傾向を見ると、経営分野はすべて『白書』より、中小企業を取り巻く経営情勢と『白書』のテーマに関する問題がバランスよく出題されました。また、政策分野はおおむね例年通りの頻出分野が出題されましたが、法改正や制度変更について問う問題が散見されました。